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暗譜について

更新日:4月18日

発表会まで2週間を切り、レッスンも大詰めです。


今回、暗譜について私の意見を書きたいと思います♪

さまざまな意見があるのは承知の上です。

甘いこと言ってるなとか、意見が合わないという方もいると思います。

いろんな思いがあるんだなと読んでもらえたらと思います。



わたしが一番初めに暗譜に対して疑問を持ったのは学生の時。

ピアノは暗譜なのに(そもそも譜面台が取られている…)のに対して他の楽器のソリストは譜面台を立てて楽譜を置いて演奏している…なぜ?

当時はずるいと思ってしまう時もありました。

もちろん暗譜で演奏している方もいました。


ピアノが暗譜で今演奏するのは18世紀、ロマン派の時代にクララシューマンとかリストとかこれはもうすごいピアニストが暗譜でリサイタルを行なったから。

そこから今まで来ている暗譜の文化。

ピアニストの友人とお酒が入ると大体この辺りの愚痴をこぼします笑


学生の時は1,2年の時は年4回、ということは3ヶ月に1回実技試験がありその度に暗譜をしていました。今だったら絶対に嫌です。

そのほかコンサートだったりコンクールだったりアンサンブルだったり曲にたくさん触れることができましたが、今考えるとすごい生活。


当時は暗譜はするものという認識だったのでなんの抵抗もなく暗譜をしていましたが、やはりピアノ以外が楽譜を見ることに対しては不思議でたまりませんでした。


卒業して伴奏を中心にアンサンブルを行うことが増え、私個人的にはもともとそちらが大好きだったので必然的にアンサンブルメインに。

アンサンブルは相手のパートもあるので楽譜を見て演奏します。

どんどん暗譜の機会が減っていきました。

それはまずいとソロの機会があれば暗譜をしてきましたが、学生の頃とは立場や環境も変わり徐々に暗譜が重荷に。

最終的には暗譜が飛ばないように慎重に弾く演奏をしてしまう時も。

ただ音符を並べるだけの演奏になってきました。

これって音楽としてどうなんだろう?と思い始めました。


楽譜を見て弾いているから練習不足ということはありません。

もちろん ソロもアンサンブルも暗譜を前提に練習をしています。

私には暗譜をした上で楽譜を置きたいという気持ちがあります。


暗譜しないと弾けない曲もあります。

暗譜しないと弾けない人もいます。

楽譜があった方が弾ける人もいます。

楽譜を見て弾くから完璧ではない。

楽譜を見て弾くなんてピアニストじゃない。

楽譜を見るなんて…

というのはもう私には重荷でしょうがない。


しかし、手ぶらで出てきて楽譜も見ずに演奏する姿…

かっこいいですよね。


最近暗譜についての資料をよく読むのですが楽譜を見て弾くピアニストたちにも理由がしっかりありました。中には忘れるからという理由から楽譜を置くピアニストが。

ごもっとも!でも忘れる不安を楽譜を置くことで取り除くことができて最高の演奏ができるのであれば置いていいのでは?


今回の発表会は私もソロの時には楽譜を置いて演奏しようと思っています。

講師なんだから生徒のお手本になるように暗譜するべき、と思っていましたしそう思う方もいると思います。

言い訳のように聞こえるかもしれませんが暗譜はしています。

しかし、楽譜を置くことでリラックスして弾くことができるなら置くのはありなのでは?と思っています。

本番の経験は本番の時にしかできません。

いくら本番を想定した練習でも本番の経験には勝りません。

本番ステージの上で楽譜を置いてソロを弾く…貴重な経験だと思っています。

本番に経験することで伝えられることがまた一つ増えるのであればこれもいいかなと思っています。

生徒さんも今回からは暗譜を任意にしました。

したければすればいい、置きたいなら置けばいい。

判断は小さい生徒さんでも大きな生徒さんでも本人に任せました。

しかし楽譜を置くならお守り程度に縮小して置くということを条件に。

楽譜を見ると答えた生徒さんのほとんどがお守りとして置きたいと言いました。

いいと思います。だってお守りっていつも大切ですもん。身近に置きたいですよね。

それで楽しく、いい演奏ができるのであればOKです。

発表会はその子の心を大きく成長させてくれる大切な機会だと思っています。

楽しかった!またやりたい!が最優先だと思います。


楽譜を置くことで自信を持ってソロを弾くことができる人が増えるならありだと思います。

私もその一人だと思います。

なんだかんだ言ってソロから逃げていたと思います。

コンクールなど必要な時はもちろん暗譜で演奏します。

でも必須でない限り選択肢があった方がもっと楽しめるのではとも思います。

なんか偉そうなことを書いていますが、私は暗譜で演奏する人をリスペクトしています。

こうしてああだこうだ言って楽譜を置くことを選んだ私にはできないことをしている方々ですから。

それは生徒さんでも同じです。

大曲を暗譜で弾く生徒さんは今の私にはないものを持っています。

そんな生徒さん達の後ろ姿を見て偉そうに見守っているだけの私ですが、そんな立派なピアニストの背中にいつも泣きそうです。


私の最近思う暗譜についてのことはこんな感じです。

また書き足したいことができたらこっそり書き足します。

とにかくステージで楽しく弾くことで得られる経験を大切に今後も指導していきたいと思っています。

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